【熱中症対策】家で熱中症にならないためにはどうすればいいの?簡単にできる対策を紹介!

健康

熱中症と聞くと炎天下の外でなるイメージがありますが、40%が住居で起きています。
熱中症で搬送される人数も年々増えておりますので、これからの季節に備えてしっかり対策をしていきましょう。

この記事では、家で熱中症にならないようにするための対策を紹介していきます。

まどぬし
まどぬし

ヒートショックもですが、家での過ごし方は命にかかわります!

令和6年の熱中症の状況

令和6年5月~9月の全国で、熱中症で救急搬送されたのは97,578人でした。
これは調査を開始した平成20年以降でもっとも多い人数です。

9月の人数が過去で一番多いので、暑い時期がどんどん長くなっているということでしょうか。

7月~8月にかけてがもっとも多いですが、5月、6月、9月も油断できません。
さらに発生場所にも注意が必要です。

【発生場所】
1位 住居:37,116人、38%
2位 道路:18,576人、19%
3位 公衆(屋外):12,727人、13%
4位 仕事場①(道路、工場、作業所等):9,870人、10%
5位 公衆(屋内):7,644人、7.8%
6位 教育機関:3,885人、4.0%
7位 仕事場②(田畑、森林、海、川等):2,332人、2.4%
8位 その他:5,428人、5.6%

住居での熱中症が一番多く、2番目に多い道路の倍の人数が搬送されています。

つまり、5月~9月の住居が一番危険ということになります。

参照:総務省消防庁 熱中症情報

熱中症になる原因

環境省の熱中症予防情報サイトによると、熱中症を引き起こす条件は【環境】と【からだ】と【行動】の3つだと考えられています。

【熱中症の原因】
・環境
・からだ
・行動

環境

まさに今回のテーマである【住居】です。
環境が問題になるのは、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどです。

お住まいの家や今年の気温に注意してみてください。

【環境要因】
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・閉め切っている
・エアコンがない
・急に暑くなった日
・熱波の襲来

まどぬし
まどぬし

エアコンをケチるのはダメということですね…

からだ

激しい労働や運動、暑い環境に体が十分に対応できていないなどです。
屋外の仕事や運動に注意が必要な場合ですね。
他にも年齢や体格も関係があります。

【からだ要因】
・高齢者や乳幼児、肥満の方
・糖尿病や精神疾患といった持病
・低栄養状態
・下痢やインフルエンザでの脱水状態
・二日酔いや寝不足といった体調不良

まどぬし
まどぬし

お酒を飲んでの脱水状態は危険です!

行動

激しい運動や慣れない運動などの行動によるものです。
水分補給ができないというのも危ないですね。

【行動要因】
・激しい筋肉運動や、慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給できない状況

まどぬし
まどぬし

水は頻繁に飲みましょう!

参照:環境省 熱中症予防情報サイト

熱中症にならないためには?

環境、からだ、行動に注意するのが大切です。

エアコンをしっかり使う

室温が28℃以上になると熱中症のリスクが高まります。
汗が蒸発しにくくなり、体温が上昇するからです。
冷房をしっかり使いましょう。

適度な換気

室温が28℃以上で、湿度が50%以上になるとリスクが高まります。

換気には調湿の効果があります。
適度に換気をして、室内の湿度を調整しましょう。

換気をするポイントがあります。
窓を2か所以上開けることです。
窓が1つしかない場合はドアを開けるといいです。
空気の入り口と出口ができるので、効率よく喚起することができます。

まどぬし
まどぬし

入り口を吸気、出口を排気、2か所開けることを二方向換気と呼ぶんですよ!

体調が悪いときはムリをしない

食欲がないときや具合が悪いときはムリをしないで休んでください。
高齢の方や赤ちゃんはより注意が必要です。

仕事でも介護でも育児でも周りのサポートが得られる状況が作れるといいですね。

まどぬし
まどぬし

サポートする側の理解も大事だと思います

水分補給をしっかりする

当たり前ですが念のために、水はしっかり飲みましょう。
のどが渇いていなくても飲むのがいいようです。

こまめに飲む習慣がない人は、スマートウォッチやアラームで教えてもらうのもいいかもしれませんね。

熱中症の対処方法

環境省のマニュアルを紹介します。

救急車を呼ぶ ⇒ 涼しい場所へ ⇒ 水分・塩分の補給の流れです。

自宅でひとりの状況では対処が遅れてしまいます。
熱中症にならないように、温度と湿度には特に注意しましょう。

エアコンの効率的な効かせ方

エアコンを使う上で気になるのは電気代ですよね。
東日本大震災以降、電気代が値上がりしています。
さらに暑い日が早まり、長く続くとなれば、エアコンを使う時間も長くなってしまいます。
電気代の値上がりと温暖化はこれからも続き、ひどくなっていくことも予想されています。

そこで重要になるのは、エアコンの冷暖房効率を上げることです。
エアコンを27℃に設定した場合、冷房は27℃まで下げて、暖房は27℃まで上げるようになっています。
つまり部屋の温度が27℃を維持できれば、エアコンの消費電力を削減できるということです。
このことを断熱と呼びます。

温度は熱いほうから冷たいほうへ移動しますので、夏は熱が外から中に入ってきます。
逆に冬は中から外に出ていきます。

出ていく一番の経路は【窓】です。
サッシやガラスが熱くなったり冷たくなったりするのは、熱による影響を受けやすい素材だからです。

画像:LIXIL

窓の断熱性能を見直すことで、エアコンを効率よく使えるようになります。
冷気を出すほうではなく、冷気を逃がさないようにする考え方です。

ガラスを真空ガラスに変えた場合のシミュレーションがあります。
日本板硝子のスペーシアという商品です。

リフォームの費用はかかりますが、そのあとは置いてあるだけで節電効果がありますので長期的にみるとお得になります。

熱の出入り口である窓を固めることで室温を保つことができます

まとめ

熱中症は住居で起きやすいということを紹介させていただきました。

室温は分かりやすいですが、湿度も気にすることが重要です。
湿度を調整するには、窓やドアを開けて換気するのが効率よく、しかも無料でできます。

電気代が気になるのでエアコンを制限する気持ちは本当によくわかります。
そして、それが良くないことだっていうのを知っている、ということも分かります。
でしたらエアコンを使っても、家計のダメージを減らせる方法として窓の見直しを提案させていただきました。

健康で快適に暮らせる住居を作っていきましょう!

まどぬし
まどぬし

最後まで読んでいただきありがとうございます!

真空ガラスの紹介はこちらでしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました