あなたのお家にはシャッターがついていますか?
シャッターは台風時の飛来物対策に有効な建材です。
台風被害でも深刻なものは、飛来物で窓が割れ、突風が入り込み、屋根を突き上げることです。
逃げ場がない空気は屋根を突き上げて逃げていきます。
窓が割れ、屋根も吹き飛ばされると、もう家として維持ができません。
そこで窓のガードとしてシャッターをつけるのですが、シャッターは電動シャッターをおすすめします。
実は、つけてよかったNo1満足度のオプションが電動シャッターなのです。

この記事では電動シャッターについて紹介しています!

電動シャッターのメリット
まずは手動シャッターのデメリットをあげていきましょう。
・開け閉めがめんどうくさい
・ガラガラ音がうるさい
・手が汚れる
・外に出て人と会うのが嫌だ
・シャッターが重たい
こんな悩みがあると思いますが、電動シャッターで全部解決できます。
電動シャッターはリモコンやスイッチで開閉操作をするので、こんなメリットがあります。
・指一つで開閉できる
・タイマーにしておくこともできる
・スマホでも操作できる
・自動で静かに開閉される
・シャッターに触らないので手が汚れない
・室内で操作するので外に出る必要がない
・電動なのでシャッターを持ち上げる必要がない
私がよく聞くシャッターの話に、「開けるのがめんどうくさいから閉めっぱなし」「閉めるのがめんどうくさいから開けっぱなし」があります。
手動シャッターは、開閉が大変なのでそのうち使わなくなるということでしょう。
いざ台風時に閉めておこうと思っても、雨が降っていたり、普段使っていなかったりするとめんどうくさい方が勝ってしまうこともあると思います。
台風時以外にも、シャッターにはこんな役割があります。
・防犯対策
・遮光や防音対策
・断熱対策
・防火対策
外出しているタイミングや寝ているときの防犯対策や光、音を遮ってよく眠ることにも使います。
さらにシャッターは防火設備ですので、周りに火が広がらないように延焼防止の役割も果たします。
寝るときに閉めて、起きたら開けるときにいちいちシャッターを持ち上げるのは大変ですし、外出時にもシャッターを操作している時間はありませんよね。
そこで操作を電気にやってもらうというオプションが『電動シャッター』です。

シャッターは電動が本当におすすめです!
シャッターの構成部材にはどんなものがある?
本体

板状の窓を覆う部材です。
シャッターといえばこの部分!という部材ですね。
しまうときは棒状の芯に、トイレットペーパーのようにして巻き取ります。
シャッターボックス

巻き取られた本体を囲う箱です。
窓の上についている四角いボックスで、役割はカバーです。
ガイドレール

本体が上下に動くときに、レールの役割をする左右の部材です。
これがあるので安定して開閉することができます。
シャッターというと窓に組み込まれているイメージがありますが、部材を見ていくとあくまで外付けのアイテムだということが分かります。
新築用の窓には、シャッター一体型もありますが、使われている部材は変わりません。
電動シャッターの何が電動かというと、本体を巻き取る芯がモーターになっているということです。
モーターが自動でぐるぐる回って本体を巻き取るか、自分で持ち上げて巻き取るかが電動シャッターと手動シャッターの違いです。
シャッターメーカー
工場やガレージに使うシャッターもありますが、ここでは住宅窓用シャッターを作っているメーカーと商品を紹介します。
LIXIL

LIXILの電動シャッターは『標準タイプ』『採風タイプ』『耐風タイプ』の三種類あります。
リモコンやスマホで操作することができ、採風タイプはスラットと呼ばれる羽の角度を変えることができます。
シャッターは閉めたままでも、風や光を取り入れることができるのでブラインドとしての役割も果たします。

カタログのページを抜粋しましたので、お時間があれば見てみてください。






YKK AP

YKK APのシャッターは『リモコンシャッター』『リモコンスリットシャッター』『X-BLIND』の三種類あります。

リモコン操作が標準で、スラットの角度を操作できるスリットタイプかブラインドの要素が強いタイプが上位グレードとしてあります。
カタログページを抜粋したので合わせてチェックしてみてください。






参考:YKK AP公式サイト
おすすめの選び方ですが、窓とメーカーをそろえると良いと思います。
リフォームの場合は一体型ではないのでメーカーから選ぶ必要がありますが、窓メーカーはLIXILかYKKのどちらかの場合がほとんどです。
既存窓に合わせて選んでみることをおすすめします。
電動シャッターへの交換方法
電動シャッターへの交換方法は『壁付け』と『巻き取り芯棒の交換』の二種類あります。
壁付け

上で紹介したシャッターボックスとガイドレールを壁に付ける方法です。
今シャッターが付いていない窓でも、雨戸やシャッターがすでに付いている場合でも使えます。


雨戸やシャッターが付いている場合は、一回り大きくして上から囲う方法と一回り小さくして内側に付ける方法があります。


LIXILの商品名『リフォームシャッター』
YKK APの商品名『マドリモシャッター』
巻き取り芯棒の交換

こちらは『ソムフィ』という商品です。
シャッターはトイレットペーパーみたいに本体を巻き取って、開けたり閉めたりしています。
この芯の部分をモーターのものに交換するだけです。
今使っているシャッターが手動シャッターの場合に手軽に交換できる工事方法です。
参考:ソムフィ
シャッターなし、雨戸付きという場合 ⇒ 壁付け
手動シャッター ⇒ 巻き取り芯棒の交換
こういう選び方が良いと思います。
電動シャッターの費用は?
LIXIL | YKK | ソムフィ | |
腰高窓(高さ:~1800) | 24万円程度 | 30万円程度 | 18万円程度 |
掃き出し窓(高さ:1800~) | 26万円程度 | 35万円程度 | 20万円程度 |
シャッターは、グレードやサイズ、地域や台数によって金額が大きく変わります。
上記は工事費用も入れた参考価格ですが、グレードの違いや既存の状態等ありますので、あくまで参考価格として見ていただき、実際には施工店でお見積もりを取ってください。
電動シャッターにかかる電気代は約60円/月です。
こちらはメリットに比べれば微々たる金額だと思います。
電動シャッターのメンテナンス費用は25万円~です。
故障した箇所や状態によって変わりますので、こちらもあくまで参考として見ていただきたいです。
電動シャッターのデメリットは、製品代が高く、メンテナンスにもお金がかかるということです。
メリットとデメリットを見比べて、ご自宅にとって最善の商品を選んでいただけると良いと思います。
停電時の電動シャッターの操作方法

電動シャッターは手動に切り替えることができます。
上記はLIXILのシャッターですが、左上にある操作ハンドルを引くことで手動に切り替えられます。
年代やグレードによって操作方法が若干変わりますので、下記のURLでチェックしてみてください。
LIXIL商品の電動シャッター
YKK AP商品の電動シャッター
シャッターとブラインドの違い
豆知識的な紹介になりますが、シャッターとブラインドは目的が違います。
シャッター:防災、防火
ブラインド:採光、採風
このような目的の違いがあるので、標準のシャッターは光や風を取り入れられませんし、ブラインドは防災や防火の性能はありません。
シャッターは防火設備ですが、ブラインドは防火設備ではありませんので代用品としては使えないのです。
シャッターも閉めたまま光や風の調整ができると便利ですので、シャッターの上位グレードにはブラインドの機能を持っているのです。
ちなみに、ブラインドは外に付けるものと室内に付けるものがあります。
室内に付けるブラインドはオフィスなんかでよく見かけますが、おうちに付ける場合、対照となるのがカーテンです。
寝室は遮光ができるカーテン、書斎は光の具合を調整できるようにブラインド、という感じで選んでみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
電動シャッターには、音や汚れや面倒といった手動シャッターの問題を解決してくれます。
防災・防火・防犯の効果のあるシャッターを、めんどうくさいからという理由で使わなくなってしまうのは非常にもったいないです。
それであれば、電動シャッターにして日ごろから使う方が住宅を守ることにつながります。
新築でもリフォームでもシャッターを検討中の方は、ぜひ電動にするかどうかも検討してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

工事の流れはこちらで紹介しています!
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