LIXILリシェントで玄関リフォーム|カバー工法で1日施工!防犯・断熱・デザイン性を向上

勝手口の画像 玄関のこと

LIXILが作っているリシェントという商品についてご存じでしょうか?
この記事を読んでくれているということはリシェントについてどこかで知ったのだと思います。

リシェントは『リフォーム用玄関』の商品名です!
玄関には『新築用』と『リフォーム用』があって、取り付け方によって使い分けています。

この記事では玄関リフォームとリフォーム玄関のリシェントについて解説していきますのでぜひ読んでみてください!

リフォーム用玄関はリシェント以外にもあるんですよ!

※画像はLIXILさんのリシェントを使わせていただいています。

玄関ってリフォームした方がいいの?

玄関にも耐用年数があり、だいたい20年以上経っていたらリフォームの時期です。
頑丈に作られているのでなかなか気づきにくいですが、こんな不具合が出始めたら検討してみてください。

カギがかかりにくい、開閉しにくい
⇒枠に歪みがでてきています
塗装が剥げてきている
⇒ドアの劣化が始まってきています
開閉時に音がする
⇒金属部品の劣化や歪みがあります

玄関には色々な部品が使われていて、カギや丁番・ドアクローザーも劣化していきます。
ちょっとした不具合なら調整や交換で済む場合がありますが、ドア自体の歪みや劣化も見られる場合は部品の交換では改善しにくいです。
また、ドアが20年以上経っていると一時的に部品交換でしのいだとしても近いうちに別の不具合が出ることがありますので、長く使っている玄関はリフォームをしてあげるのが良いと思います。

玄関をリフォームするメリット

玄関をリフォームするとこんなメリットがあります!

見た目がきれいになる

当たり前ですが新品の玄関はめちゃめちゃきれいです。
玄関メーカーもデザインには特にこだわっているのでカラーバリエーションも豊富です。

防犯性能が高まる

ドアの防犯性能はどんどん上がっています。
例えばカギは『デッドボルト』と呼ばれる突起が出ることで閉まるのですが、デッドボルトにさらに突起があるものがあります。
これを『鎌錠』と呼び、鎌錠のあるカギはバールで無理やりこじ破ろうとしてもなかなか難しいです。

スマホで操作できるようになる

suicaのように、カードやスマホでかざしてカギを操作することができます。
カードやスマホで操作するカギを【エントリーシステム】といい、電気や電池で動かしています。
このような電気錠はオートロックですのでカギの閉め忘れ防止にもなりますし、閉めるときにもいちいちカギをかける必要もありません。
カードやスマホで操作できれば持ち運びにも便利ですし、カギを忘れる心配も少なくなります。
もちろんカギもあるので、電気錠がやりにくいという場合は手動に切り替えられます。

顔認証でカギの操作ができるようになる

リシェントではまだありませんが、後述するYKK APさんが出している『ドアリモ』というリフォーム玄関には顔認証システムがあります。
スマホのロック解除感覚でカギを開けられるので便利です。

採光や採風の機能が付けられる

玄関のデザインや防犯性が高まったことで、閉めたままでも光を取り入れられたり、風を取り入れられるものが増えてきました。
換気は窓だけでなくドアも開けると空気の流れができて効率よく換気することができます。

玄関のリフォーム方法は?

玄関のリフォーム方法は2つあります。
はつり工法』と『カバー工法』があり、リシェントはカバー工法です。

玄関は大きく『』と『本体』で構成されており、とは木に取り付けてある囲いで、本体は可動部分のことです。
枠を木から取り外し、新しい玄関の枠を木に取り付けなおす工事を『はつり工法』と呼びます。
枠はそのまま、可動部分の本体を外し、新しい玄関の枠を今の枠の上に取り付ける工事を『カバー工法』と呼びます。

カバー工法のメリットは、安くて早く終わる!これに尽きます。
はつり工法は壁を壊したり、壁を直したりするのでお金も時間もかかってしまいますが、カバー工法は本体を外す⇒新しい枠を取り付ける⇒新しい本体を取り付けるだけですので一日で終わります。
リシェントは【カバー工法用玄関】ですので、はつり工事で玄関をリフォームしたい方は興味ないかもしれませんが、比較の材料として読んでいただけると嬉しいです!

はつり工法
メリット:枠ごと新しくすることができる、大きさが変わらない
デメリット:工事費用が高く、工事期間も長くなる

カバー工法
メリット:1日で終わる、はつり工法に比べて安くできる
デメリット:大きさが一回り小さくなる、劣化がひどすぎる場合にはカバーできないことも

玄関リフォームの詳しい紹介はこちらで紹介しています。

リシェントとは?

LIXILという住宅建材・設備のメーカーが作ったリフォーム用玄関です!
玄関は柱に枠を固定して取り付けをしますが、リシェントは今の枠の上に新しい玄関の枠を取り付けるのでカバー工法とも呼ばれています。
玄関に玄関をかぶせるというのがイメージしづらいと思いますが、この商品のおかけで玄関のリフォームが手軽になったのです!

玄関カバーの画像

リシェントの特徴

リシェントはLIXILさんが出している玄関ですが、他にもYKK APさんの『ドアリモ』や三協立山アルミさんの『ノバリス』という商品もあります。
そのなかでリシェントの特徴はハイグレードから普及グレードまで幅広い価格帯の商品がそろっているところです!

玄関のグレードは【高断熱仕様】【断熱仕様】【アルミ仕様】があって、地域やライフスタイルによってグレードを選ぶことができるのですが、リシェントには【XEモデル】という最上位グレードが用意されています。
XEモデルは洗練されたエントランス空間の演出がコンセプトで、とにかく高級感があります。
洗練されたデザインと新構造を採用したことによるシンプルさが特徴となっています。

もちろん他のグレードも数多くのデザインとカラーバリエーションがありますので選ぶのも楽しいですよね。

LIXILは玄関以外にも窓やベランダ、お風呂やキッチンも作っているので多くのお宅にはLIXIL製の建材・設備を使っています。
もし窓やエクステリア商材がLIXIL製なら玄関も一緒にLIXIL製で合わせてみるという選び方も良いと思います。

玄関には【玄関ドア】【玄関引戸】【勝手口】とあるので、これからドア、引き戸、勝手口について分けて紹介していきます。

リシェントと名が付くものはすべてカバー工法です!

リシェント玄関ドア

ドアと一口に言っても種類があります。

ランマ
ランマ付きドアの画像

ドアの上がガラスになっている玄関を『ランマ付き』といいます。
ガラス部分がランマと呼ばれるものです。
ランマが付いていると光を取り入れることができるので玄関が明るくなるのですが、その分ドアが小さくなります。
リシェントで玄関をリフォームする際に、今のランマを外して一枚の高いドアにすることもできるのです。
今ランマが付いていない場合はドアの高さが足りなくなってしまうので、よほど大きくなければランマ付きのドアに交換することはできません。

〇ランマ付き ⇒ ランマ付き
〇ランマ付き ⇒ ランマなし
×ランマなし ⇒ ランマ付き
〇ランマなし ⇒ ランマなし

片開きドア

一般的な普通のドアです。
省スペースで出入りができるのでおそらく一番普及している形ではないでしょうか。
片開きドアは【右に開くか】【左に開くか】を決めることができます。
さらにガラスの装飾があると【採光】、その部分が動くものは【採風】の機能がついています。
防犯が気になるけど玄関開けて換気したいと思っているのであれば採風機能がついているデザインが良いと思います!

親子ドア

片開きドアの横にもう一枚小さいドアがあるものを親子ドアと呼びます。
大きいドアが親扉、小さいドアが子扉です。
玄関の横幅が広いので大きい荷物を出し入れするときなどに便利ですよね。
特徴は子扉も開けるというところです。
次で紹介しますが、子扉側が開かないものを袖付きドアと呼びます。
親子ドアも袖付きドアも横幅が広いので、この両者は互換性があります。
親子ドアを袖付きドアに、袖付きドアを親子ドアに変えることができるので、ライフスタイルの変化、例えば車いすの出入りが必要になった場合などに開き方を変えてみるもの良いかもしれません。

袖付きドア

片開きドアの横にガラスが入っているドアを袖付きドアと呼びます。
ガラス部分が『袖』ですね。
ランマはドアの上にガラスが入っていましたが、袖はドアの横に付いているというのが特徴です。
縦長のガラスがドアの横にあるので玄関がかなり明るくなります。
親子ドアの子扉は開け閉めを想定しているので大きいガラスは使えませんが、袖は開け閉めしないので割れる心配が少なく大きいガラスを使うことができているのです。
袖付きドアを親子ドアにすることができます。

〇親子ドア ⇒ 親子ドア
〇親子ドア ⇒ 袖付きドア
〇袖付きドア ⇒ 親子ドア
〇袖付きドア ⇒ 袖付きドア

両開きドア

観音開きとも呼びますが、右と左にドアが付いているかなり大きいドアです。
なんとなくお屋敷をイメージしてしまいます。
両開きドアはとにかく横幅が広いので大人数の出入りや大荷物の搬入がしやすいですね。
ただカバー工法ではこの広い横幅に合うドアを選ばなければいけないので、両開きドアは両開きドアか両袖ドアに交換していきます。
両袖ドアとはドアの左右にガラスの袖が付いているドアで、かなり広い横幅を取ることができるのです。
とはいっても制作可能寸法が満たない場合は両開きドアに交換する形となります。

〇両開きドア ⇒ 両開きドア
△両開きドア ⇒ 両袖ドア

リシェント玄関引戸

玄関引戸には【2枚建て】と【4枚建て】の2種類あり、横幅の広さの違いがあります。

2枚建て

本体が2枚。

2枚建て引き戸の画像
4枚建て

本体が4枚。
画像はランマ付き。

4枚建て引き戸の画像

リシェント勝手口

リシェントシリーズには勝手口もあります。
だいたいキッチン側から出入りできるためのドアですが、上記で紹介したように劣化も歪みもでてきますので、玄関ドアや引き戸をリフォームする際には合わせて工事してみるもの良いかもしれませんね。

勝手口にも断熱仕様が選べるので、地域やライフスタイルによって決めてみるのが良いと思います。

リシェントマンションドア

リシェントは戸建てだけではなくマンション用もあります。
構造や特徴は戸建てのものと同じで、マンションのドアをカバー工法でリフォームできる商品です。

ただ戸建てとは違い、マンションは共同住宅ですので玄関をリフォームする場合は管理組合の承認が必要になります。
しっかりした管理組合なら修繕計画に玄関や窓が組み込まれていて、修繕積立金を積み立てています。
今築年数が20~30年以上のマンションに住んでいて玄関にガタが来ていると思われる場合は、玄関のリフォーム計画を確認してみるのが良いと思います。

断熱仕様

玄関には【高断熱仕様】【断熱仕様】【アルミ仕様】の3種類あって、アルミ仕様はおすすめできません。

アルミは加工がしやすく原料が安いので安価で提供できます。
しかしアルミの熱貫流率はものすごく高いのです。
熱還流率とは、どれくらい熱が移動するかという指標で高いほど移動します。
熱がめちゃくちゃ移動するとは【熱されやすく】【冷めやすい】ということです。
せっかく部屋を暖めたor冷やしてもアルミ部分を通ってガンガン外に逃げてしまうのです。

リフォームは人生の中で1~2回ほどしかしませんよね。
その数回の決断を『安いから』を理由にしないでいただきたいと思っています。

安いには理由があって、玄関でいうとアルミ素材ということです。
アルミ缶の飲み物は冷蔵庫で冷やすとすぐ冷えますが、すぐに結露が出てすぐぬるくなってしまいます。
すぐ飲む、グラスに移し替えるので問題にはなりませんが、住宅の材料としては心もとない感じがします。
これまでの経験でも大事なのは納得できることなのかなと思っています。

他メーカーのリフォーム用玄関

リフォーム用の玄関はLIXILさんのリシェント以外にもあります。
ここでは簡単に紹介しますので、よければ参考にしてみてください!

YKK AP『ドアリモ』

YKK APさんのリフォーム用玄関は『ドアリモ』という商品名です。
ドアリモも豊富なデザインとカラーバリエーションがあるので選んでて楽しいです。
またLIXILさんと同様に窓も作っているのでメーカーを合わせたいときには窓メーカーもチェックしてみてください。
窓のメーカーの確認方法は右上のラベルを見ると分かります。

ドアリモの特徴は、【顔認証システムがある】ということですね。
スマホやカードはリシェントにもありますが、顔認証システムはドアリモにしかありません。
これはドアリモならではの特徴となっています。

電気錠の画像

※参考:ドアリモ公式HP

三協立山アルミ『ノバリス』

三協立山アルミさんのリフォーム用玄関は『ノバリス』といいます。
ノバリスの特徴は、枠の形状が豊富というところです。
引戸は2枚建てか4枚建てがあると紹介しましたが、袖付片引きドアという枠もあります。
片引き戸は片側から引くタイプで、袖が付いているという形です。

したい開け方が見つからないときはノバリスから探してみるのがおすすめです。

※参考:ノバリス公式HP

玄関リフォームにかかる費用

玄関には【ドア】【引き戸】【勝手口】があり、【防火】【非防火】があります。
防火地域には防火の玄関を入れる必要がありますので高くなりまし、【アルミ仕様】【断熱仕様】【高断熱仕様】とグレードもあります。
高断熱仕様は東北よりも北の地域に推奨されているグレードで、やはり高くなります。
大きさや仕様で金額は大きく変わりますので、あくまで参考価格としてご確認ください。

アルミ仕様断熱仕様高断熱仕様
玄関ドア28万円~40万円~58万円~
玄関引き戸35万円~45万円~
勝手口22万円~23万円~

引き戸と勝手口には【高断熱仕様】はありません。
グレードもPGとSGで表されます。
PGとはペアガラス、SGとはシングルガラスで、使われるガラスのグレードが変わるので、断熱性能もグレードに応じてよくなります。

まとめ

LIXILさんのリシェントについて紹介させていただきました!

・リシェントはリフォーム用玄関のこと
・玄関には耐用年数があること
・玄関をリフォームすると快適になること
・リフォームをするときに開け方を変えることができること
・デザインやカラーバリエーションがあること
・スマホやカードで開け閉めできるようになること

などを知っていただけたのではないかなと思います。

まずはご自宅の築年数や不具合を確認してみて、そろそろかなと気になるようでしたら玄関リフォームをしてくれる施工店にご相談してみるのがよいのではないでしょうか。
マンションの場合は管理組合や管理会社に確認を取ってみるものおすすめです。

玄関は一生かかわる道具ですのでメンテナンスしてみましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます!



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